川口お庭・外構工事です。
今日からこのブログを始めます。
外構は、完成した姿が見えないと判断しにくい工事です。
図面と見積書を渡されても、それが自分の家の前にどう建つのかは想像しづらいと思います。
しかも一度作れば十年単位で残るので、決め直しがききません。
このブログでは、決める前に知っておくと迷わずに済むことを書きます。
何から決めるか、の順番を書きます
外構の相談は、たいてい「カーポートを付けたい」「フェンスを立てたい」という形で始まります。
ですが実際に工事を組むときは、その一つ手前から決めていきます。
車をどう停めるか、人がどこから入るか、隣家と道路からどこまで見えていいか。
この三つが決まると、置ける物と置けない物がほぼ絞られます。
逆にここを飛ばして製品から選ぶと、あとから「この位置だとドアが開かない」という話になります。
もうひとつ、いま困っていることと、これから困りそうなことを分けて考えます。
雨の日に濡れずに車から降りたい、というのはいま困っていることです。
十年後に足腰が弱ったときに段差が辛くなる、というのはこれから困ることです。
両方に効く形にできるなら、そのほうが結果として安く済みます。
順番を間違えると、決め直しの手間が出ます。
ブログでは、この順番を実際の相談の流れどおりに書いていきます。
敷地を見て何を判断しているかを書きます
現地調査で見ているのは、広さだけではありません。
地面の下がどうなっているか。
前の道の幅と、そこに工事車両が停められるか。
水がどちらへ流れているか。
境界の杭がどこにあるか。
この四つは、図面には出てこないのに金額に直結します。
たとえば水の流れは、土間コンクリートを打つときに効きます。
傾きを取り違えると、雨のあとに水が家の側へ寄ります。
完成した直後には分からず、最初の大雨で分かる種類の失敗です。
前の道の幅も同じです。
工事車両が停められない現場では、材料を人力で運ぶ距離が伸びます。
これは技術の問題ではなく段取りの問題ですが、日数として金額に出ます。
事前に分かっていれば、材料の搬入時間を近隣の迷惑にならない時間帯に寄せることもできます。
現地調査に時間をかけるのは、この手の「あとで分かる失敗」を先に潰すためです。
何を見ているのかを書いておけば、他社に見てもらうときにも役立つはずです。
見積もりのどこに差が出るかを書きます
同じカーポートを付けるという工事でも、見積書の金額は会社によって違います。
差が出るのは、本体の値引き率よりも、その下にある工事のほうです。
柱を立てるには、地面を掘って基礎を作ります。
この基礎をどれだけの大きさで作るかは、その土地の地面の固さと、製品が受ける風の強さで決まります。
ここを小さく見積もれば安く出せますが、強い風の日に効いてきます。
当社は、基礎工事と組み立てを含んだ税込の総額で金額を出しています。
本体価格だけを大きく見せて、工事費を後ろに寄せる出し方はしません。
他社の見積書を見るときも、本体と工事が分けて書かれているか、工事の中身が一行で終わっていないかを見てください。
できないことも書きます
外構には、やりたくてもできないことがあります。
境界の位置がはっきりしない土地では、そのままフェンスを立てられません。
隣地との関係が後々こじれるためです。
この場合は、先に境界を確定させるところから始めます。
時間はかかりますが、順番を飛ばせません。
道が狭くて工事車両が入らない土地、地面の下に配管が通っている土地でも、できる工事とできない工事が分かれます。
敷地を見れば分かることなので、現地調査のときにその場でお伝えします。
ブログにも、どういう条件のときに何ができなくなるのかを書いていきます。
書かないこと
うちに頼んでください、とは書きません。
読んで、他社に頼むことに決めたなら、それでいいと思っています。
それから、作業前と作業後の写真を事例として並べることはしません。
他社が施工した写真や、素材サイトのイメージ写真を実績のように見せることもしません。
その代わりに、工事の中身と金額が動く要因を文章で書きます。
流行の話も、そればかりは書きません。
十年後に古く見えるかどうかは、作る前には分かりません。
それより、十年経っても機能が落ちない作り方のほうを書きます。
手入れをどれくらいすることになるのか、傷んだときに一部だけ直せる作りなのか。
完成した日ではなく、そのあとを基準に選べるように書きます。
更新のペース
書けたものから出していきます。
頻度を先に約束して守れなくなるより、そのほうが誠実だと思うためです。
読んで分からなかったところ、ご自宅の敷地ではどうなるのか気になったところは、お問い合わせフォームからお送りください。
現況の写真が1枚あれば、記事に書いた考え方をその敷地に当てはめてお答えできます。
この記事に関するよくあるご質問
- 記事を読めば、自分の家の外構がいくらでできるか分かりますか。
- 代表的な工事の金額は料金の目安のページに出しています。
ただし外構は敷地の条件で金額が動くので、最終的には現地を見てのお見積もりになります。
現地調査とお見積もりは無料です。 - やりたいことが決まっていなくても相談できますか。
- できます。
むしろ決まっていない段階のほうが、敷地の条件に合わせて選べる幅が広くなります。
何を優先したいかだけ伺えれば、そこから一緒に決めていけます。