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実家を売る前に外構をどこまで直すか 〜 人がけがをする箇所だけ先に書き出す 〜

実家の売却前に、外構をどこまで直すか迷っている人向けの記事です。見た目の古さと危なさを分けます。危ない箇所だけを先に拾い出し、手を入れる順番を決める手順を、自分で確かめられる範囲とあわせて説明します。

住宅の外構と玄関まわりの様子
写真はイメージです

売る前の外構は分ける

実家の売却を控えて外構を見て回ると、色あせたフェンス、割れた土間、伸びた植え込みなど、気になる所がいくつも目に入るかと思います。全部直してから売りに出すか、そのまま出すか。この二択で考えると、どちらを選んでも落ち着かないことが多いです。

外構の傷みは二つに分けられます。一つは見た目の古さです。もう一つは、倒れる・外れる・つまずくといった、人や隣の家に被害を出しうる傷みです。

見た目の古さをどこまで直すかは、売り方しだいで変わります。建物ごと買った人が、外構を自分の好みで作り直すことがあります。更地にして売るなら、塀や土間も解体する範囲に入ることが多いかと思います。更地で出すか建物付きで出すかは不動産会社と決める話なので、この記事では扱いません。ただ、どちらの売り方になっても、見た目のための工事はあとで壊されるかもしれません。

一方で、危なさのほうは売り方が決まるまで待ってくれません。売りに出してから引き渡すまでのあいだも塀は立っていますし、内見に来た人は玄関までの段差を歩きます。空き家にしている期間が長いほど、傷みに気づく人がいない時間も延びます。そこでこの記事では、売り方を決める前から始められるだけを扱います。

先に拾い出すのは、倒れる・落ちる・つまずく箇所

敷地を一周して、次の三つに当てはまる所だけを拾います。

倒れるもの:ブロック塀・門柱

ブロック塀に斜めや横に走るひび、目地のずれ、傾きがあれば、最初に拾います。塀は倒れると、道路や隣の土地など敷地の外へ崩れることがあります。被害が自分の敷地の中だけで済まないので、売るかどうかに関係なく優先度が上がります。門柱も同じで、根元にすき間や割れが出ていないかを見ます。

落ちる・外れるもの:カーポートの屋根・門扉

カーポートは、柱の根元のコンクリートの割れと、屋根材のずれや外れを見ます。屋根板が一枚浮いているだけでも、風の強い日に飛ぶことがあります。門扉は、開け閉めのときに引っかかったり、下がって地面をこすったりしていないかを見ます。こうした症状があるときは、扉を吊っている側の金具がゆるんでいることが多いです。

つまずくもの:アプローチ・土間の段差

玄関アプローチの割れや浮き、タイルの欠け、土間コンクリートの段差です。住んでいた家族は段差の位置を体で覚えていますが、内見に来る人や買い手は初めてその道を歩きます。数センチの段差でも、慣れていない人はつまずきやすくなります。

逆に、塗装のはがれ、フェンスの色あせ、雑草、目地の汚れは、この時点では拾いません。見た目の問題なので、先ほどの理由で後回しにできます。

自分で確かめられる範囲と、触らないほうがいい範囲

傾きは目で見ただけでは分かりにくいので、身近な物で道具を作ります。糸の先に五円玉などのおもりを結べば、下げ振り代わりになります。塀や柱の上の端に糸を当てて垂らし、上と下で根元までの距離を比べます。差が出ていれば傾いていて、どちらへ傾いているかも分かります。

ひびは、長さと幅が分かるようにスマートフォンで撮っておきます。メジャーや定規を横に添えて撮ると、あとで見返したときに大きさが伝わります。

触らないほうがいいのは二つです。傾いた塀を手で押して確かめること、そして屋根材が浮いたカーポートに脚立で上ることです。押したはずみで動いた塀は元に戻りませんし、古い屋根材は人の重さを支えられないことがあります。見て、測って、撮るところまでにしておきます。

川口の外構で、売る前に手を入れる順番を決める

拾い出した箇所は、危なさの順に並べます。倒れるもの、落ちるもの、つまずくものの順で上から書いていくと、どこから手を付けるかが自然に決まります。

外構は、全部に手を入れると大きな金額になります。そのため、優先順位をつけて、先に手を入れる範囲を決めるやり方が多いです。売却前はとくに、使える予算の枠を先に決めてから、その中で上から順に並べ替えると判断しやすいかと思います。

直すか撤去するかも分かれ目になります。ひびの入った古いブロック塀は、積み直す以外に撤去する方法もあります。境界を示すものが必要なら、撤去したあとに軽いフェンスへ替える形もあります。どちらが合うかは、塀の高さ、解体する量、境界の状況によって変わるため、現地を見てからお出しします。

直すときは、買い手があとで作り直すかもしれない点も考えに入れます。たとえば土間の段差を直すなら、全面を打ち直す前に、段差の出ている部分だけで済む形を検討します。いま手を入れる部分が次の持ち主の工事の邪魔にならないかは、工事を始める前に確かめます。

今日やること:敷地を一周して、危ない箇所を紙1枚にまとめる

売るかどうか、いつ売るかが決まっていなくても、ここまではできます。

  1. 敷地の見取り図を手書きで1枚描く。家の形と道路の位置が分かれば十分です
  2. 敷地を一周して、倒れる・落ちる・つまずくに当てはまる箇所に印をつける
  3. 印をつけた箇所ごとに写真を撮る。全体が分かる引きの写真と、ひびや根元を寄りで撮った写真を1組にする
  4. 印に、危ない順に番号を振る

この紙が1枚あれば、実家に行ける回数が少なくても、状況を人に伝えられます。不動産会社に相談するときも、家族で費用の分け方を話し合うときも、同じ紙を使えます。

現地調査とお見積もりは無料で、図面はなくても構いません。敷地はこちらで測ります。印をつけた紙と写真があれば、どこを先に見るかを最初にすり合わせられるので、現地での話が早く進みます。

この記事に関するよくあるご質問

実家を売る前に、外構は全部直しておいたほうがいいですか
見た目の古さと危なさに分けて考えます。見た目のための工事は、買い手が作り直したり、更地にするときに解体されたりすることがあります。倒れる・落ちる・つまずく箇所は売り方が決まる前でも人や隣の家に被害を出しうるので、先に拾い出して優先順位をつけます。
ブロック塀や柱の傾きを自分で確かめる方法はありますか
糸の先に五円玉などのおもりを結んで、塀や柱の上の端から垂らします。根元との距離を上と下で比べ、差があれば傾いています。傾いている塀を手で押して確かめるのはやめてください。
ひびの入った古いブロック塀は、直すのと撤去するのとどちらがいいですか
積み直す方法のほかに、撤去する方法もあります。境界を示すものが必要なら、撤去したあとに軽いフェンスへ替える形もあります。どちらが合うかは塀の高さ、解体する量、境界の状況で変わるため、現地を見てからお出しします。

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