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外構の着工が先になるのは部材待ち 〜 迷っている仕様を書き出して数える 〜

外構工事は見積もりを承認してから部材をメーカーに注文します。仕様が一つでも決まらないと発注が出せず、その分だけ着工が後ろにずれます。工期を決める三つの要素と、着工前に確定させておく項目の並べ方をまとめました。

工事を待つ住宅の駐車スペースと敷地まわりの様子
写真はイメージです

見積もりに納得したのに、着工が来月と返ってきた

金額を見て、内容を確かめて、これでお願いしますと伝えた。返ってきた日程が三週間先、あるいは来月の中ごろだった。そこで引っかかる方がいます。工事の中身は見積書に書いてあっても、承認から着工までのあいだに何が動いているかは、そこには書かれていません。

外構の部材は、注文を受けてから届きます。カーポートの本体もフェンスの板も門柱も、どの敷地にも合う既製品が倉庫に積んであるわけではなく、その敷地の寸法と、選ばれた仕様に合わせてメーカーへ注文します。だから承認した日がそのまま発注日になるとはかぎりません。正確には、仕様の欄が全部埋まった日が発注日になります。

ここが、着工日の位置を決めているところです。金額に納得した日ではなく、迷っていた項目の最後の一つが決まった日から、取り寄せの日数が数え始まります。逆に言えば、着工を早めたいときに手を入れられるのは、こののほうです。

川口の外構で、工期を決めているのは三つ

工事にかかる日数を決めているのは、主に三つです。部材をメーカーから取り寄せる期間、基礎のコンクリートが固まるまでの期間、そして天候。この三つが、それぞれ別の性質を持っています。

コンクリートは、固まるまでの時間を人の都合で縮められません。基礎を打った翌日に柱へ荷重をかけることはできないので、ここは待つ工程として日程に入ります。天候も同じで、雨の日に土間を打つ判断はしません。川口市でも蕨市でも、この二つは敷地に関係なく共通です。

三つのうち、前に動かせる余地があるのは取り寄せの期間だけです。ただし短くするのではなく、始まる日を早くするという意味です。注文を出した日から日数が進むので、発注が一週間早まれば着工も一週間前に寄ります。川口の外構工事で聞かれたときにこちらが見るのは、まずこの一点です。

そしてもう一つ。組み立て自体がで終わる規模でも、その前後に日数が加わります。カーポート分を立てるだけでも、部材が届くまでと、基礎が固まるまでが前についてきます。作業している時間の合計と、カレンダーの上での日数は別のものと考えてください。

発注の前に埋まっていないといけない欄

注文を出すには、品番——色やサイズまで含めた、注文用の型番のことです——を確定させます。同じカーポートでも、屋根材の種類が違えば別の品番になり、本体の色が違ってもまた別になります。いうところまでは決まっていても、それだけでは注文書が書けません。

たとえばカーポートなら、用か用か、屋根をポリカーボネートにするか熱線を遮るタイプにするか、積雪対応にするか、そして間口と奥行きと柱の高さ、本体の色。フェンスなら、メッシュにするか目隠しにするか、高さをH800・H1200・H1800のどれにするか、必要な長さ、色。ウッドデッキなら、約か約か、人工木の色。機能門柱なら、本体の色とポストを取り出す向き。

こう並べると項目が多く見えますが、実際の相談では大半がその場で決まります。止まるのはたいてい一つか二つです。

最後まで残りやすいのは色

決めきれずに残る項目として多いのが色です。カタログの色見本は数センチ角で、それが屋根や柱として立ったときの見え方とは印象が変わります。外壁の色との相性も、紙の上では確かめにくいところです。

迷ったときは、サンプルを取り寄せてご自宅の外壁の横に当てて見る方法があります。ただしサンプルが届くまでにも日数がかかるので、色で迷いそうだと分かっている場合は、その一つだけ先に動かしておくと全体が詰まりません。ここを最後に回すと、他の項目が全部決まっているのに注文が出せない、という止まり方になります。

今日できること:決まっている欄と迷っている欄を分ける

紙を一枚用意して、縦に線を引いてください。左に、右に。相談の中で出てきた項目を、どちらかに書き分けます。

右の列に残ったものが、そのまま着工日を後ろに押しているものです。二つあるなら、その二つが決まるまで注文書は出ません。数えてみると、思っていたより少ないことが多いかと思います。逆に、右の列が五つ以上になっている場合は、いま全部を同時に決めようとしている状態なので、順番をつけたほうが進みます。

順番のつけ方は単純で、他の決定に影響するものから先です。カーポートのサイズが決まらないと柱の位置が動き、柱の位置が動くとフェンスをどこから立てるかも変わります。色はどれとも連動しないので、最後でも構いません。

現地調査のときに先に言っていただけると、こちらもその項目を待つ前提で段取りを組めます。全部そろってから連絡をもらうより、決まった順に伝えていただくほうが、動かせるところが増えます。

待っているあいだ、敷地は普段どおり使えます

もう一つ、着工日が先だと聞いたときに気にされるのが、その日までに何か準備しておくことがあるのか、という点です。

部材を待っているあいだは、まだ工事が始まっていません。駐車も出入りも普段どおりで、車をよそへ移す必要も、物をどかしておく必要もありません。通り道や駐車スペースが使えなくなるのは着工したあとで、いつから何日間そうなるかは、着工前にお伝えしてから始めます。

工事の日数そのものは、内容によって変わります。ご相談の内容ごとの日数は、現地調査のあとにお見積もりと一緒にお出しします。そのときに、何日かかるかと、そのあいだ何が使えなくなるかを合わせてご確認ください。

今日のところは、右の列に何が残っているかを数えるところまでで十分です。その数が減った日が、発注の日になります。

この記事に関するよくあるご質問

見積もりを承認したら、すぐ工事が始まりますか
承認のあとに部材をメーカーへ注文するため、届くまでの期間が入ります。注文を出せるのは、色やサイズを含めた仕様がすべて決まってからです。決まっていない項目が残っているあいだは発注が出せず、その分だけ着工が後ろにずれます。
工期を決めているのは何ですか
主に三つです。部材をメーカーから取り寄せる期間、基礎のコンクリートが固まるまでの期間、そして天候です。組み立て自体がで終わる規模でも、その前後に日数が加わります。日数は現地調査のあとにお見積もりと一緒にお出しします。
着工までのあいだ、駐車場や玄関は使えますか
部材を待っているあいだは工事が始まっていないので、敷地は普段どおり使えます。通り道や駐車スペースが使えなくなるのは着工したあとで、いつ何日間そうなるかは着工前にお伝えします。

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