使えなくなるのは、駐車スペースだけではない
外構工事が始まると、敷地の一部がそのまま工事の場所になります。
車を置く場所に手を入れるなら、そこに車を置けない日が出ます。
ここは想像がつくかと思います。
見落としやすいのは、玄関から道路までの通り道も同じように使えなくなる日がある、という点です。
門柱を建てる工事では玄関の脇に基礎の穴が開きますし、アプローチを打ち直せば、固まっていないコンクリートの上は歩けません。
つまり「車を停められない」だけでなく「いつもの場所から出入りできない」日が、同じ工事の中に混ざります。
自転車を出す、ゴミを朝に出す、宅配を受け取る。
毎日の細かい動きは、たいてい駐車スペースと玄関前の通り道を経由しています。
工事のほとんどはお住まいのまま進みますが、生活が止まらない代わりに、この経路だけが数日入れ替わると考えていただくと近いです。
車を置けない日が出るのは、工事のどの段階か
外構工事は、大きく三つの段階を通ります。
どの段階で敷地が塞がるかを知っておくと、代わりの停め先が何日ぶん要るかの見当がつきます。
一つめは、壊す日と掘る日です。
既存の土間コンクリートを壊す、柱を立てる位置に穴を掘る。
この日は運搬の車両が敷地に入り、はがしたコンクリートの塊が一時的に置かれます。
二つめは、コンクリートを打ったあとの養生です。
養生とは、打ったコンクリートが固まるまで手を触れずに置いておくことをいいます。
ここが一番長くなりやすい段階で、見た目が乾いていても、車の重さをかけられる状態になるまでには日数がかかります。
組み立て作業そのものが終わっていても、この期間は車を戻せません。
三つめは、部材を組む日です。
カーポートの屋根やフェンスの本体をここで立てます。
届いた部材を敷地内に仮置きするため、置き場として空けておく場所も要ります。
体感として長く感じるのは二つめで、作業する人が敷地にいない日にも車を戻せないのが理由です。
何日そうなるかは、工事の内容と打つ面積で変わります。
現地調査のあと、お見積もりと一緒にお出しします。
川口の外構工事は、前面道路の広さでも期間が変わる
同じ工事でも、敷地の前の道路の広さで、車を出しておく期間が変わることがあります。
工事車両を道路に停めて荷下ろしできる敷地なら、資材を置く場所と車を置く場所を分けられます。
一方、道路に停められない敷地では、車両も資材も敷地の中に入れることになり、駐車スペースがそのまま作業場を兼ねます。
この場合、掘る日から養生が明けるまでのあいだ、ずっと空けておいていただくことが多くなります。
川口市は南北に長く、駅前の分譲地から昔からの住宅地まで、敷地の成り立ちが場所によってかなり違います。
とくに旧鳩ヶ谷市の区域は、古くからの街道沿いに家が建て込んでいる地区とあとから区画された住宅地が混ざっていて、間口も道路の幅も一様ではありません。
隣の蕨市のように住宅どうしが近接している地域では、隣地との距離が数十センチしかない敷地もあります。
そのため現地調査では、前面道路に工事車両を停められるかどうかを最初に確かめます。
停められるかどうかで、お伝えする「使えない期間」の長さが変わるからです。
代わりの停め先は、歩ける時間から決めていく
停め先を探すときは、駐車場の情報から入るより、自分の側の条件を先に決めたほうが早く決まります。
最初に、家から歩いて何分までなら続けられるかを決めます。
数日のことなら十分歩けるという方もいれば、荷物を運ぶので三分が限度という方もいます。
ここが決まると探す範囲が決まるので、あとは範囲の中を実際に歩いて空きを見ます。
見つけたら、二つ確かめておくことをおすすめします。
契約できる最短の期間と、出入りできる時間帯です。
日単位で借りられる場所と、月単位からの場所では、数日の工事に対する使い勝手がまったく違います。
また、夜間や早朝に出入りできない場所もあるので、通勤で朝早く出るなら先に確認しておくと、当日あわてずに済みます。
ご家族や近くのご親族の敷地に置かせてもらえるなら、それがいちばん手間がかかりません。
頼めそうな相手がいるかどうかも、この段階で当たってみてください。
車が要る日に印をつけてから、日程を相談する
日程は、あとから合わせるより先に合わせるほうが動かしやすいです。
工期には部材をメーカーから取り寄せる期間が入るので、着工日はご相談の時点からある程度先になります。
その間に予定を整理できます。
今日できることは一つです。
カレンダーを開いて、車を外せない日に印をつけてください。
通院、送り迎え、車で行く仕事、遠出の予定。
印がついた日と、印が少ない週が見えたら、そこを持って日程のご相談ができます。
印の少ない週に工事を寄せられれば、代わりの停め先を借りる日数も短くできます。
もう一つ、天候の分だけ余裕をみておいてください。
雨が続けば、掘る日も打つ日も後ろにずれます。
停め先を予定日数ちょうどで押さえると、延びたときに借り直しになります。
そして着工の前に、三つのことを聞いておいてください。
どこが使えなくなるか、いつからいつまでか、玄関から道路までは歩けるか。
こちらからも着工前にお伝えしますが、聞かれた側が答えを持っているかどうかで、工事中の生活の見通しは変わります。
この記事に関するよくあるご質問
- 工事の間、車はどこに停めればいいですか
- 敷地の外に出しておいていただくことになります。
近くの駐車場をご用意いただくか、車を使わない期間に工事の日程を寄せるか、どちらかでご相談ください。
いつからいつまで停められなくなるかは、着工前にお伝えします。 - 住みながらの工事はできますか
- できます。
外構工事のほとんどは、お住まいのまま進みます。
ただし工事の場所によっては、玄関から道路までの通り道や駐車スペースが一時的に使えなくなります。
その期間は着工前にお伝えします。 - 雨で工期が延びたら、駐車場も延長が必要ですか
- 日数が後ろにずれる場合はそうなります。
天候は工期を決める要素のひとつなので、代わりの停め先は予定日数ぴったりではなく、少し余裕をみて確保しておくと組み直しの手間が減ります。