図面が手元に無くても、外構の相談は始められる
外構をどうにかしたいと思ったとき、まず家じゅうの棚を探し始めた人は多いのではないでしょうか。
新築のときに一式渡された紙のどこかに図面があったはずだ、それを見つけてからでないと相談にならないだろう、と考えて、探すところで止まってしまう。
図面はなくても構いません。
敷地はこちらで測ります。
お持ちでない状態でのご相談がいちばん多く、それで話が進まなくなることはありません。
図面が無いことで実際に困るのは、業者側の作業ではなく、最初のやりとりのほうです。
文章だけだと「うちの前の道は狭い」がどのくらい狭いのか、「玄関の前に段差がある」がどの向きのどんな段差なのかが、書いた側と読んだ側でずれます。
ずれたまま話が進むと、現地に行って全部やり直しになります。
だから、図面の代わりになるものを用意します。
特別なものは要りません。
手元のスマートフォンで3枚撮るだけです。
川口で外構の相談を始めるとき、図面の代わりになるのは写真
川口市は2011年10月11日に旧鳩ヶ谷市を編入したため市域が南北に長く、駅前の分譲地から昔からの住宅地まで、敷地の成り立ちが場所によってかなり違います。
同じ「カーポートを1台分」というご相談でも、区画された分譲地と、道が細くなっている地区とでは、置ける位置も工事のしかたも別の話になります。
言葉で「普通の一戸建てです」と伝えても、この差は伝わりません。
写真は、その差をそのまま持ってきてくれます。
撮る枚数は3枚で足ります。
多ければいいというものではなく、方向がばらばらな写真が20枚届くより、向きの決まった3枚のほうが敷地の形が分かります。
1枚目:道路の反対側に立って、家の正面全体
敷地から離れて、道をはさんだ向かい側から撮ります。
家の正面と、前面道路の両方が1枚に入る位置です。
門まわりに寄って撮りたくなりますが、寄ると敷地の幅が分からなくなります。
この1枚で見ているのは、家そのものより道路のほうです。
カーポートを考えている場合、車がどの角度で敷地に入るかで柱を立てられる位置が変わります。
道路の幅と、敷地との境目がどう見えているかが写っていれば、その検討が写真の上で始められます。
2枚目:敷地の中に立って、道路のほうを見る
1枚目とちょうど逆向きです。
玄関を背にして、道路を見る向きで撮ります。
出入りの向きと、敷地から道路へ出るときの段差がここに写ります。
道路より敷地が高い家と、低い家では、土間の勾配の取り方も、雨水がどちらへ流れるかも変わります。
2枚が対になっていると、平面だけでなく高さの見当がつきます。
3枚目:手を入れたい場所の真横から、足元が入る高さで
フェンスを立てたい境界、デッキを置きたい掃き出し窓の前、門柱を替えたい玄関まわり。
いちばん気になっている場所を、正面ではなく真横から撮ります。
カメラは腰の高さくらいまで下げて、地面が写るようにします。
いま地面が何になっているか——土なのか、砂利なのか、コンクリートが打ってあるのか——は、工事の内容を左右します。
立ったまま撮ると足元が切れて、そこが写りません。
撮るときは、隣家の窓や人、車のナンバーが大きく入らない角度を選んでおくと、あとで気にせず人に渡せます。
境界の話をする以上、隣の建物がまったく写らないようにはできませんが、真正面から撮らなければ用は足ります。
添える数字は、歩数で数えた程度で足ります
写真だけでも話は始まりますが、寸法がひとつでも付いていると精度が上がります。
とはいえ、正確に測る必要はありません。
正確な数字は現地調査でこちらが測るからです。
あると助かるのは3つです。
敷地の間口(道路に面している側の幅のこと)、奥行き、そして道路と敷地の間に段差があるかどうか。
間口が4mなのか6mなのかで、置けるカーポートの型が変わります。
この違いは、写真だけでは断定できないことがあります。
巻尺が家にないなら、歩数で構いません。
自分の歩幅がだいたい何センチかを一度だけ確かめて、あとは歩いて数える。
「12歩ありました」でも十分に伝わります。
段差は、指で「これくらい」と示せる高さかどうかだけ分かれば足ります。
数字を出すことが目的ではなく、桁を合わせるのが目的です。
この3枚では分からないものがある
写真は図面の代わりになりますが、図面そのものではありません。
写真に写らないものが、いくつかはっきりあります。
境界の正確な位置は、そのひとつです。
ブロックの中心なのか、外面なのかは、現地で境界標を見ないと決められません。
地中の配管や配線の位置も写りません。
フェンスやカーポートは基礎を掘るため、これは工事のしかたを直接変える要素です。
道路との高低差も、写真では傾いて見えるだけで、実寸は出ません。
つまり、写真で「こういう方向でいけそうです」とお伝えしたことが、現地を見て変わる場合があります。
変わったときは、なぜ変わったかを先にお伝えします。
写真の段階でお出しするのは方向で、確定するのは敷地を測ったあとです。
現地調査とお見積もりは無料です。
紙が出てきたときだけ、一緒に出せばいい
探しているうちに図面が見つかることもあります。
その場合、役に立つのは主に2種類です。
新築のときの配置図——敷地の中で建物がどこに建っているかを描いた図——と、他社にすでに取ったお見積書。
前者があれば敷地の形が最初から分かり、後者があれば、どこまでの範囲の工事を考えているのかが早く共有できます。
ただ、これは見つかったら出せばいい、という話です。
無ければ無いまま進みます。
図面を探す時間より、外に出て3枚撮るほうが早い、という順番だけ覚えておいてください。
今日できるのは、家の外に出て、道の向かい側に立つところまでです。
この記事に関するよくあるご質問
- 図面が無くても外構の相談はできますか
- できます。
図面はなくても構いません。
敷地はこちらで測ります。
図面をお持ちでない状態でのご相談がいちばん多く、それで話が止まることはありません。 - 相談の前に自分で寸法を測っておく必要はありますか
- 必要はありません。
ただ、間口と奥行きがおおよそ何メートルあるかが分かっていると、話が早く進みます。
歩数を数えた程度の精度で足ります。
正確な寸法は現地調査のときにこちらで測ります。 - 写真だけで金額は出ますか
- おおよその方向は写真でお伝えできますが、確定した金額は出せません。
境界の正確な位置、地中の埋設物、道路との高低差は写真に写らないため、現地調査とお見積もりを無料でお受けしています。