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目隠しフェンスはH1200かH1800か 〜 隠したい物が消える高さを測る 〜

目隠しフェンスの高さをH1200からH1800に上げると、あたりの単価が変わります。変わっているのが高さだけではない理由と、必要な高さを自分の敷地で測る手順、地面の高低差の見方をまとめました。

住宅の敷地の境界に立てられた目隠しフェンス
写真はイメージです

高さが変わると、地面の中の量も変わる

料金表の目隠しフェンスは、アルミ形材のH1200があたり、木調アルミのH1800があたりです。どちらも本体と標準の工事を含んだ税込の金額になります。高さの差はですが、この二つで変わっているのは高さだけではありません。

まず板の材が違います。アルミ形材は、押し出して作ったアルミの部材を横に並べたもの。木調アルミは、その表面に木目の柄を付けたものです。同じアルミでも、仕上げの工程がひとつ増えます。

もうひとつが基礎です。目隠しフェンスは板が隙間なく並んでいるぶん、風をまともに受けます。高さが上がると受ける面が縦に広がり、柱の根元にかかる力が増えます。そのため柱を埋めるコンクリートを大きくし、柱と柱の間隔を詰めます。掘る深さと幅、コンクリートの量、柱の本数が、まとめて増えていきます。

高さを上げる工事は、板を一枚足す作業ではなく、地面を掘り直す作業です。単価の差はほとんどここに乗っています。見積書で行だけを見て高いと感じたときは、その金額に地面の中の工事が含まれていると考えると、金額の動き方が読みやすくなるかと思います。

高さは目線から決めず、対象が消える位置で測る

高さの相談でいちばん多いのが、いう決め方です。逆に聞かれることもあります。どちらも、隠したい物が決まっていない段階の質問です。

先に決めるのは二つ。隠したい物と、見られたくない位置です。

隠したい物は、掃き出し窓、浴室の小窓、洗濯物、勝手口、停めてある車、庭で過ごすときの自分——どれか一つに絞ります。全部を同時に隠そうとすると、高さがどんどん上がっていきます。

見られたくない位置は、道路の歩道側、隣家の窓の前、共用の通路など、実際に人が立つ場所です。ここは想像せず、その場所まで歩いて立ってみてください。

そのうえで測ります。見られたくない位置に一人が立ち、もう一人が隠したい物の手前でメジャーや板を持って、ゆっくり上下させます。立っている側から見て対象が消えたところで止め、地面からの高さを読みます。これが必要な高さです。

一人で測るなら、境界に段ボールを重ねて立てかけるか、突っ張り棒に紙を貼って支えます。そのあとスマホを、通る人の目の高さに構えて写真を撮っておくと、フェンスができたあとの見え方に近いものが残ります。

出てきた数字が1200寄りか1800寄りか。それが分かってから料金表を見ると、単価の差が自分の敷地の話になります。

川口の外構工事では、地面の高低差を先に見る

フェンスの高さは、立てる場所の地面から測った寸法です。ここが見落とされやすいところで、隣地や道路の地面が自分の敷地と同じ高さとはかぎりません。

隣の敷地が上がっている場合、隣から見た見え方は、その高低差のぶんだけ低くなります。反対に自分の敷地のほうが高ければ、想定より低い高さで足ります。同じH1200でも、隠れるかどうかが場所によって変わるのはこのためです。

川口市は市域が南北に長く、駅前の分譲地から昔からの住宅地まで、敷地の成り立ちが場所によってかなり違います。区画がそろった土地と、あとから宅地になった土地では、道路との高低差の付き方も同じにはなりません。川口の外構工事で現地調査に伺うと、まず敷地を測り、道路と隣地との高さの差を確かめるところから始めるのはそのためです。

既存のブロック塀の上に載せたい、という相談もよくあります。この場合、フェンスの高さは塀の天端からの寸法になるので、地面から見上げた高さは塀のぶん高くなります。ただし、上に載せられるかどうかは既存の塀の高さと厚み、中の鉄筋の入り方で決まります。載せられない塀もあります。ここは図面では判断できないので、現地で確かめます。

全部の区間を同じ高さにしなくていい

隠したいのが浴室の窓だとしたら、必要な高さがあるのはその窓の前だけです。残りの区間まで同じ高さにすると、庭に入る光と風がまとめて減ります。

高さを変えると、その境目で見え方が段になります。それが気になるかどうかは好みの問題なので、正解はありません。段が気になるなら全体をそろえる、光を残したいなら必要な場所だけ高くする。どちらを選ぶかで金額の出方が変わる、という関係です。

判断の材料になるのは、さきほど測った数字です。必要な高さが出たのが境界のうち何メートルぶんだったか。そこを分けて考えると、高さの選び方が一つに決まらなくなります。

高くしたあとに出てくること

金額以外にも、高さを上げると変わるものがあります。

庭の中から見たときの圧迫感がひとつ。塀に近い側の地面は日が当たる時間が短くなり、乾きにくくなることが多いです。洗濯物を干す場所が塀のすぐ内側なら、ここは先に考えておく価値があります。

風の抜け方も変わります。隙間の少ない板を高く並べるほど、風は上を越えるか、両端に回り込みます。基礎を大きくとるのはこの力を受けるためですが、それでも台風の前後に緩みが出ていないか、根元を一度見ておくと安心かと思います。

隣家との関係も残ります。高いものが立つと、隣の窓から見える景色が変わります。着工前に一声かけておくと、あとの話がずいぶん楽になります。

そして、高さは後から下げにくいものです。柱の長さと基礎の大きさが高さに合わせて決まっているので、下げるには柱ごと入れ替えることになります。上げるほうも同じで、H1200の柱にH1800の板は載りません。だから最初に測る意味があります。

今日測っておくと三つ

現地調査の前に、この三つをメモしておくと話が早く進みます。

隠したい物が消える高さ。誰かに手伝ってもらって、見られたくない位置から測った数字です。だいたいで構いません。

その高さが必要な区間の長さ。境界の全部ではなく、実際に隠したい範囲だけをメジャーで測ります。

地面の高低差。自分の敷地と、道路や隣地との差です。段差の高さを測るか、写真を撮っておけば十分です。

この三つがあると、H1200とH1800のどちらの話をしているのかが最初から共有できます。現地では、柱を立てられる位置と地面の状態を見たうえで、置けるものと置けないものを整理してお出しします。

この記事に関するよくあるご質問

目隠しフェンスをH1200からH1800にすると、なぜあたりの金額が変わるのですか
変わっているのは高さだけではありません。料金表のH1200はアルミ形材、H1800は木調アルミで板の材が違います。加えて、高さがあるぶん柱の根元にかかる力が増えるため、柱を埋める基礎を大きくとり、柱の間隔を詰めます。掘る量とコンクリートの量、柱の本数が一緒に増えるので、あたりの単価が変わります。
必要な高さは、どう測ればいいですか
隠したい物を一つ決めて、見られたくない位置に実際に立ってから測ります。その位置から見ながら、隠したい物の手前で板やメジャーを上下させ、対象が見えなくなったところで止めて、地面からの高さを読みます。目線の高さから逆算するのではなく、対象が消える位置で決めると、あとで足りなかったという結果になりにくいです。
いまあるブロック塀の上にフェンスを載せることはできますか
塀の状態によります。載せられる場合は、塀の一番上の面からの高さになるので、同じH1200でも地面から見上げた高さは塀のぶん高くなります。ただし既存の塀の高さ・厚み・中の鉄筋の入り方によっては上に載せられません。塀を積み直す場合は解体する量と高さで金額が変わるため、現地を見てからお見積りをお出しします。

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