「1mあたり」と書かれた金額は、長さを掛けて総額になります
料金表を見て、フェンスだけ単位が違うと気づいた方も多いかと思います。
カーポートやウッドデッキは1台ぶん・1台ぶんの総額ですが、フェンスは1mあたりの表示です。
アルミ形材の目隠しフェンス H1200 なら1mあたり23,000円。
形材というのは、アルミを押し出して作った棒状の部材のことで、これを並べて面を作ります。
この金額には本体と標準工事が入っていて、税込です。
なぜフェンスだけこの書き方になるかというと、必要な長さが敷地ごとにまったく違うからです。
カーポートは1台用なら誰の家でもおおむね同じ大きさですが、境界の長さは3mの家もあれば20mの家もあります。
だから単価で出して、長さを掛けてもらう形になります。
総額は、この単価に立てる長さを掛けた数字です。
5mなら23,000円に5を掛けた額、10mならその倍。
計算そのものは難しくありません。
手が止まるのは掛ける側、つまり自分の敷地では何mになるのかというところだと思います。
ここを測らないまま「だいたい10mくらい」で話を進めると、見積もりが出たときに頭にあった額とずれます。
川口の外構工事で、フェンスの長さをどこからどこまで数えるか
境界の全長と、フェンスを立てる長さは別ものです。
数える順番は決まっています。
まず、目隠ししたい面を決めます。
四方すべてを囲むご相談は、実はそれほど多くありません。
道路から中が見える面、隣家の窓と向かい合っている面、洗濯物を干す位置から見通せる面——気になっているのは、たいてい一面か二面です。
ここを先に選ぶだけで、掛ける長さが半分以下になることもあります。
次に、その面の端から端までを実際に測ります。
メジャーは5.5mのものだと途中で足りなくなるので、10m以上あるものが楽です。
一人で引くと真ん中がたるんで数字が伸びるので、片端を家の壁かブロックに当てて張るとそろいます。
新築時の配置図をお持ちなら、そこに書かれた寸法を使っても構いません。
図面が無くても敷地はこちらで測るので、手元の数字は概算で十分です。
角があるときは、辺ごとに分けて足す
L字に曲がる境界は、対角線ではなく辺ごとに測って足します。
道路側6m・隣地側4mといった形でメモすると、合計が10mになります。
この分け方をしておくと、あとで「道路側だけ先にやる」と決めたときに、そのまま金額も分けられます。
全長だけを一つの数字で持っていると、区切り直すときにもう一度測ることになります。
門扉や車の出入口は、立てない区間になる
人が出入りする場所、車を入れる場所には、フェンスは立ちません。
境界の全長からこの開口を引いた数字が、実際に掛ける長さです。
玄関前の通路が1m、駐車スペースの入口が2.5mあれば、その3.5mぶんは数えません。
引き忘れたままだと総額が実際より大きく見えて、そこで検討が止まってしまうことがあります。
高さを変えると、1mあたりの金額そのものが変わります
長さの次に総額を動かすのは高さです。
境界を仕切るためのメッシュフェンス H800 は1mあたり10,000円、視線を切るアルミ形材の目隠し H1200 が23,000円、木調アルミの H1800 は34,000円。
数字はそのまま高さのミリ数で、H1200 なら1.2mの高さになります。
上に伸びるぶん材料が増えるだけでなく、風を受ける面も大きくなるので、基礎——柱の足元を固めるコンクリートの部分——を大きく取ります。
その差が単価に入っています。
ここで効いてくるのが、さきほどの区間分けです。
全部を H1800 にする必要があるかどうかは、面ごとに違います。
隣家の窓と向かい合う3mだけ高くして、残りは H1200 にする。
物置の裏でだれの目にも触れない面はメッシュにする。
同じ10mでも、区間ごとに高さを分けると総額はかなり変わります。
実際にその場所に立って、自分の目の高さで何が見えるかを面ごとに確かめると、決めやすいかと思います。
10mを一度に立てるか、先に一面だけにするか
単価が1mあたりなので、長さで区切れば金額もそのまま区切れます。
ここはカーポートやウッドデッキと違うところで、10mのうち先に6mだけ立てて、残りをあとにする進め方ができます。
予算の枠を先に決めて、その中に入る長さから手を付けるやり方も多いです。
分けるときに一つだけ確かめることがあります。
あとから残りを足す可能性がある場合、いま立てるフェンスの端の柱が、次の工事の邪魔にならない位置になっているかどうかです。
端部の柱をどう納めるかで、継ぎ足せる形にも、いったん外す形にもなります。
分割するつもりがあるなら、その予定を最初に伝えておくと、こちらで納まりを合わせておけます。
掛け算では出てこない部分もあります
単価に長さを掛けて見当がつくのは、空いている境界にフェンスを新しく立てる場合です。
次の条件が入ると、その場では金額が出せません。
いま境界にブロック塀がある場合、その上にフェンスを載せるのか、塀を解体して積み直すのかで、工事の中身が変わります。
積み直しは解体する量と高さで幅が出るため、現地を見てからのお見積りにしています。
既存の塀に傾きやひび割れがあるときは、上に載せる判断ができないこともあります。
隣地との距離も関わります。
蕨市のように住宅が近接して建っている地域では、隣地との距離が数十センチしかない敷地があります。
この場合、基礎を掘る位置と、掘った土を仮に置く場所を先に決めないと作業に入れません。
基礎が境界を越えないかどうかは、図面の上で先に確かめてから配置を決めます。
今日やっておくと、金額の話が早く進みます
三つあります。
一つ目、目隠ししたい面を選んで、辺ごとに長さをメモする。
「道路側6m・隣地側4m」の形で構いません。
二つ目、その中で出入口になる幅を測って、引く。
三つ目、その面に立って、自分の目の高さで何が見えるかを写真に撮っておく。
この三つが手元にあると、単価に掛ける数字が自分で出せます。
当社がいちばん多く伺うのは川口市で、市内であればどの地区でも現地調査に出ます。
敷地を測って、柱を立てられる位置と基礎の大きさを確かめたうえで、区間ごとの長さと高さを入れたお見積りをお出しします。
現地調査とお見積もりは無料です。
この記事に関するよくあるご質問
- 目隠しフェンスの総額はどう計算しますか
- 料金表がフェンスだけ1mあたりの表示になっているので、単価に立てる長さを掛けた額が総額の目安になります。
アルミ形材の目隠しフェンス H1200 は1mあたり23,000円で、本体と標準工事を含んだ税込の金額です。
5mなら5を掛けた額、10mならその倍になります。 - 境界の全長をそのまま掛ければいいですか
- いいえ。
人が出入りする通路や車を入れる場所にはフェンスが立たないため、境界の全長からその開口ぶんを引いた長さが、実際に掛ける数字になります。
角のある境界は対角線ではなく辺ごとに測って足します。 - いま境界にブロック塀がある場合はどうなりますか
- 塀の上にフェンスを載せるのか、解体して積み直すのかで工事の内容が変わります。
積み直しは解体する量と高さで幅が出るため、現地を見てからのお見積りにしています。
既存の塀に傾きやひび割れがあるときは、上に載せる判断ができないこともあります。