外構を別の業者に分けられるかは、契約書の内訳で決まる
新築の打ち合わせが進んで、建物と外構がひとつの見積書に並んでいるのを見た時点で、外構だけ別に頼めないかと考える方は多いです。
分けられるかどうかは好みの問題ではなく、契約の形で決まります。
確かめる場所はひとつで、建物の工事請負契約書と、それに付いている見積書の内訳です。
外構が「別途工事」——建物の請負契約には入れず、あとから別に発注する工事のこと——として外れているなら、外構は最初から別の相談先を選べる状態にあります。
この場合、外の業者に見積もりを取ること自体が契約に触れません。
一方、外構の一式が請負金額の中に組み込まれている場合は、契約から一部を外す話になります。
減額と変更契約の手続きが必要になるので、建物側の担当者に先に相談する順番になります。
順番を逆にして外構業者と話を固めてしまうと、建物側の契約が減らないまま外構をもう一本抱えることになりかねません。
まず内訳のページを開いて、外構が「含む」なのか「別途」なのかを見る。
ここが分からないまま外構の相談を始めると、話が進んだあとで戻ることになります。
図面より先に、この一行です。
引渡し日から逆算すると、相談を始める時期が決まる
外構工事の多くは、建物が仕上がって足場が外れてからでないと着工できません。
だから引渡しのあとで考えればいいと思われがちですが、相談と図面の検討は引渡し前にできます。
むしろその時期にやっておくほうが、引渡し後の暮らし方が変わります。
工事の日数を決めるのは主に三つです。
部材をメーカーから取り寄せる期間、基礎のコンクリートが固まるまでの期間、そして天候。
組み立てそのものが一日で終わる規模でも、その前後に日数が加わります。
引渡しの日に相談を始めれば、この待ち時間がまるごと引渡し後に乗ります。
とくに駐車まわりは生活に直接ひびきます。
カーポートも土間コンクリートも、引渡し当日から使えるものではありません。
引渡し日が決まっているなら、その日をカレンダーに置いて、何週間さかのぼって相談を始めるかを先に考えておく。
現地調査は建物が工事中の段階でも出られますし、調査とお見積もりは無料です。
逆算のしかたは単純です。
引渡し日から、部材の取り寄せにかかる期間と、工事そのものの日数と、雨で止まる日を見込んだ余裕を差し引く。
そこが相談を始める目安になります。
日数は工事の内容で変わるので、現地調査のあとにお見積もりと一緒にお出しします。
川口の外構を別業者に相談するとき、用意するのは配置図のコピー1枚
図面はなくても相談できます。
お持ちでない状態でのご相談がいちばん多く、敷地はこちらで測ります。
ただ新築の場合は、すでに配置図——敷地のどこに建物を置くかを示した図面——が手元にあるはずです。
これを1枚ご用意いただけると、初回の話が一段ちがってきます。
すでに外構の見積書を受け取っているなら、それも一緒に見せていただけると話が早く進みます。
配置図に載っているのは、敷地の形と寸法、前面道路の位置と幅、建物の輪郭、そして給排水やメーターの位置です。
外構の相談で最初に必要になる情報が、ほぼこの一枚に入っています。
原本をお預けいただく必要はありません。
コピー1枚か、スマホで撮った写真で足ります。
撮るときは図面の四隅が切れないように真上から構えて、寸法の数字が読めるかどうかだけ確かめてください。
数字がつぶれていると、けっきょく現地で測り直すことになります。
提携業者がいちばん多く伺うのは川口市で、市内であればどの地区でも現地調査に出ます。
蕨市・戸田市・草加市・さいたま市南区へも車で伺います。
川口市は2011年10月11日に旧鳩ヶ谷市を編入したため市域が南北に長く、駅前の分譲地と昔からの住宅地では敷地の成り立ちがかなり違います。
埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅・南鳩ヶ谷駅のある旧鳩ヶ谷市域も、街道沿いに建て込んでいる地区とあとから区画された住宅地が混ざっています。
配置図が先にあると、その敷地がどちら寄りかを伺う前に読めるぶん、現地で確かめる項目を絞れます。
配置図を渡す前に、自分で見ておく3か所
渡すだけでも話は進みますが、次の3つを先に見ておくと、初回の相談でこちらから出す質問がそのまま答えになります。
道路から車が入る角度。
配置図の道路側の線と、駐車スペースとして空けてある部分の向きを見ます。
まっすぐ入れる形か、切り返しが要る形かで、カーポートの柱を立てられる位置が変わります。
隣の敷地との距離。
建物の外壁から境界線までの寸法が書かれています。
ここが数十センチしかない場所では、カーポートの屋根やフェンスの基礎が境界を越えないかを、図面の上で先に確かめる必要があります。
蕨市のように住宅が近接して建っている地域では、この寸法から話が始まることも多いです。
道路と敷地の高低差。
配置図に高さの数字が入っていれば、道路面と敷地面のどちらが高いかが分かります。
区画が整理された分譲地でも、この差の取り方で土間の勾配が変わり、雨水がどちらへ流れるかが変わります。
数字が読み取れなければ、現地で見ます。
別に頼むと決めても、全部を一度に決めなくていい
外構を別に相談することにしたからといって、駐車場からフェンスまで一度に決める必要はありません。
フェンスだけ、駐車場だけといった一部分の工事もお受けします。
優先順位をつけて先に手を入れる範囲を決めるやり方が多く、予算の枠を先に決めて、その中で並べ替えることもできます。
ただし、あとから工事を足す可能性があるなら、いま作るものがその邪魔にならない形かどうかを先に確かめます。
たとえば土間を先に打ってしまうと、あとでカーポートの柱を立てる位置が限られます。
順番の話は、引渡し前の段階でいちばん整理しやすいところです。
それから、住みながらの工事になるかどうかも順番に関わります。
引渡し前に工事が終われば入居してすぐ使えますが、入居後に着工する場合は、玄関から道路までの通り道や駐車スペースが一時的に使えなくなる期間が出ます。
お車を停められない日が出るなら、近くの駐車場をご用意いただくか、日程をずらすかを先に決めておくと動きやすくなります。
今日やるのは、紙を2枚見ることだけ
配置図を探して、コピーか写真を1枚用意する。
契約書の見積内訳を開いて、外構が「含む」か「別途」かの一行を確かめる。
この2つが分かれば、外構を別に相談できる状態かどうかと、相談を始める期限の両方が決まります。
引渡し日がすでに決まっているなら、その日付もあわせて控えておいてください。
何日かかるか、その間なにが使えなくなるかは、着工前にお伝えしてから始めます。
この記事に関するよくあるご質問
- 新築の外構を、建物とは別の業者に頼めますか
- 契約の形によります。
工事請負契約書と見積書の内訳を開いて、外構が「別途工事」として建物の契約から外れているかを確かめてください。
外れていれば、外構は別に相談できる状態です。
請負金額の中に組み込まれている場合は、契約から一部を外す手続きになるため、建物側の担当者に先に相談する順番になります。 - 相談のときに図面は必要ですか
- 図面がなくても相談できます。
お持ちでない状態でのご相談がいちばん多く、敷地はこちらで測ります。
新築で配置図をお持ちなら、コピー1枚かスマホで撮った写真をご用意いただけると話が早く進みます。
すでに外構のお見積書を受け取っている場合も、あわせて見せていただけると助かります。
現地調査とお見積もりは無料です。 - 引渡しのあとに相談を始めても間に合いますか
- 工事の内容によります。
日数を決めるのは主に、部材をメーカーから取り寄せる期間、基礎のコンクリートが固まるまでの期間、天候の三つです。
組み立て自体が1日で終わる規模でも前後に日数が加わるため、引渡し日から相談を始めると、その待ち時間がそのまま引渡し後に乗ります。
相談と図面の検討は引渡し前にできます。