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雪がやんだ翌日にカーポートを見る順番 〜 屋根のたわみと柱の根元 〜

大雪の翌朝にカーポートのどこを見るかを、屋根の前端のたわみ、柱の根元、パネルの浮きの順にまとめました。雪を落とすかどうかを決める積雪の仕様区分の確かめ方と、次の雪と比べるための写真の撮り方も書いています。

雪が積もった住宅のカーポートと駐車スペース
写真はイメージです

雪がやんだ翌日、車を出す前に少し離れて見る

雪の翌朝にまず気になるのは、車が出せるかどうかだと思います。ただ、スコップを持ってカーポートの下に入る前に、いったん歩ぶん離れた場所から屋根を見上げてください。真下に立つと、屋根は見上げる角度になって、どれだけ沈んでいるかが分かりません。離れた位置から横に見たときだけ、屋根の線の形が見えます。

見るのは屋根の前端、道路側の先っぽの線です。ここはもともとまっすぐ水平に通っています。そこに雪が乗ると、真ん中あたりが下がってゆるい弧を描くことがあります。弓なりに見えたら、その下には入りません。雪かきも、車のドアの開け閉めも後回しでいいです。屋根が落ちるときは前端から先に来ます。

弧が見えないなら、雪を落とす作業に進んで構いません。判断の分かれ目はここひとつです。まっすぐ通っているか、真ん中が下がっているか。迷うくらい微妙な線なら、下がっている側として扱ってください。

屋根のたわみは、雪が消えたあとも残ることがある

屋根材そのものは、荷重が抜ければしなりが戻ります。戻らないのは、その屋根材を受けている梁や垂木のほうが曲がってしまった場合です。雪が消えたのに前端の線が水平に戻らないときは、雪ではなく部材のほうに変化が出ています。

問題は、見ただけではそれが分からないことです。もともと少し下がっていたのか、この雪で下がったのかを、記憶で比べるのは難しいと思います。だから比較できる形で残します。

やり方は単純です。雪が消えて晴れた日に、屋根の前端が横一直線に見える位置に立って、1枚撮ります。そのとき、家の軒先、境界のブロック塀の天端、隣家の屋根の線など、動かない水平のものを画面に一緒に入れておきます。カーポートの線だけを撮ると、次に撮ったとき角度が違って比べられません。立ち位置も決めておきます。玄関前のタイルの手前から3枚目、門柱の真横、といった目印で十分です。

次に雪が降ったあと、同じ場所から同じ構図で撮ります。2枚並べて、水平のものとの間隔が広がっていれば、下がったということです。

柱の根元は、重さが最後に集まる場所

屋根に乗った雪の重さは、梁を通って柱に降り、柱から基礎に流れます。基礎は土間コンクリートの下に埋まっていて見えないので、地上から確かめられるのは柱の根元までです。

見るのは3つです。柱と土間の境目に隙間が空いていないか。土間コンクリートに、柱を中心にして放射状のひび割れが出ていないか。柱が傾いていないか。傾きは目測では分かりにくいので、家の外壁の縦の目地や、雨樋の縦の管と柱を重ねて見ます。平行に見えていたものが開いていれば、動いています。

どの柱を先に見るかは、カーポートの形で変わります。柱が片側だけに並んでいて反対側が持ち出しになっている形、屋根全体の重さが柱側の根元に集まります。この形なら柱の列をずつ見ます。両側に柱がある形なら、道路側のを先に見ます。前端が下がるときは、そこに一番力がかかっているからです。

あわせて、屋根材が枠から浮いていないかも確認します。雪が滑り落ちるときに板が横へ押されて、押さえの部材から外れかけることがあります。これは地上から見上げれば分かる程度のずれで見つかることが多いです。

落とすかどうかは、屋根の仕様の区分で変わる

カーポートには、どれくらいの積雪を想定して作られているかという区分があります。同じ用でも、屋根材と支える部材の仕様で耐えられる量が違います。当サイトの料金表でも、積雪対応のものを別の行に分けて書いています。仕様が違えば金額も変わるので、その差はそのまま見積書に出ます。

ご自宅のカーポートがどの区分かは、建てたときの見積書、保証書、メーカーの品番から確かめられます。書類が残っていれば、それが一番早いです。梁の太さや本数から見当をつけようとするより、引き出しを探すほうが確実だと思います。

落とすと決めたら、手順は3つです。屋根に登らないこと。屋根材は人の体重を支えるための板ではありません。次に、柄の長い道具で端から少しずつ落とすこと。中央から一気に落とすと、残った雪が片側に偏って、かえって偏った力がかかります。最後に、落とす先を先に決めること。隣地に落とさない、前面道路に出さない、排水の枡を塞がない、そして自分の車の上に落とさない。

蕨市のように隣地との距離が数十センチしかない敷地では、落とせる場所がカーポートの前後しかないこともあります。その場合は、落とす量を減らして、道路側へ順に送り出す形になります。

川口の外構で、次の雪までにやっておけること

今日のうちにできるのは、撮ることと控えることの2つです。

撮るのは3枚。離れた位置からの全景、屋根の前端の線、柱の根元と土間の境目。これがあれば、次の雪のあとに同じ3枚を撮って並べられます。変化は比較でしか見えないので、1枚目を今日撮っておく意味は大きいです。

控えるのは品番です。見積書か保証書から、カーポートの型番と屋根材の種類を紙かメモアプリに写しておきます。あとで補修部材を取るときも、建て替えを考えるときも、最初に聞かれるのがこれです。

川口の外構は、鳩ヶ谷のように古い街道沿いで家が建て込んでいる地区と、あとから区画された住宅地が混ざっていて、同じ市内でも敷地の間口も前面道路の幅も一様ではありません。カーポートを直すにしても建て替えるにしても、工事車両をどこに停めるかから条件が変わります。写真と品番が手元にあると、その先の話が早く進みます。

前端が弓なりに見えて下に入れない状態なら、車はその日のうちに別の場所へ移しておくほうがいいです。雪はその日に増えなくても、日中に緩んで一度に滑り落ちることがあります。

この記事に関するよくあるご質問

積もった雪は自分で落としていいですか
屋根に登らず、柄の長い道具で端から少しずつ落とす範囲であればご自身でもできます。屋根材は人の体重を支える作りではないので、上には乗らないでください。落とした雪の行き先先に決めてから始めます。屋根の前端がすでに弓なりに見えるときは、下に入らずそのままにしておくほうが安全です。
雪が消えれば屋根のたわみは元に戻りますか
戻ることもありますし、屋根を支える部材が曲がったまま残ることもあります。見ただけでは判断がつかないので、雪が消えたあと同じ立ち位置から屋根の前端を撮っておき、次に雪が降ったあとの写真と重ねて見ます。線の下がり方が前より大きくなっていれば、部材のほうに変化が出ています。
自分の家のカーポートが積雪何センチまで対応か分かりません
建てたときの見積書、保証書、メーカーの品番から確かめられます。カーポートは屋根材と支える部材の仕様で区分が分かれていて、当サイトの料金表でも積雪対応のものを別の行に分けています。書類が見つからないときは、柱と梁の写真を撮って残しておくと、あとで確かめる材料になります。

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