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台風の前にカーポートで見る3か所 〜 屋根の留め具を地上から撮っておく 〜

台風が近づくとカーポートの屋根が飛ばないか不安になる人へ。屋根材の端の留め具、骨組みのつなぎ目、柱の根元の3か所を地上から見る順番と、自分で触ってよい範囲、台風のあとに比べる写真の撮り方をまとめました。

住宅の敷地に設置されたカーポートの屋根
写真はイメージです

台風の前に見るのは、屋根が浮く力を受け止める3か所

カーポートは壁が無く、横が開いています。強い風が屋根の下に入り込むと、屋根を下から押し上げる力が働きます。上から押しつぶされるより、持ち上げられて外れる壊れ方のほうが、カーポートでは起きやすい形です。

その持ち上げる力は、次の順番で地面へ逃げていきます。

  1. 屋根材の端を留めている部材
  2. 屋根を支える骨組みと柱のつなぎ目
  3. 柱の根元と、その下の基礎

どこか1か所が緩んでいると、そこから先に力が伝わらず、弱いところから外れはじめます。台風の前に見るべきなのは、この通り道の3か所です。上から順に見ると、途中で見落としが出にくくなります。

見る時期は、台風の進路予報に自分の地域が入った段階で、風が出る前の明るい時間がいちばん向いています。前日の夕方になると暗くて細部が見えず、風が出てからでは近づくこと自体が危なくなります。

作業は地上からに限ります。スマートフォンのカメラを拡大すれば、屋根の端の留め具まで十分に写ります。の窓から屋根の上面を見下ろせる家なら、そこからも1枚撮っておきます。

1か所目 屋根材の端と押さえ材

カーポートの屋根材には、ポリカーボネート多く使われています。この板の端は、押さえ材骨組みに固定されています。

地上から見るのは次の点です。

  • 屋根材が押さえ材から抜けかけて、端に隙間が見えていないか
  • 押さえ材の継ぎ目が、左右でずれていないか
  • 留め具やビスの頭が、周りより浮いて見えていないか
  • 屋根材の角が反っていたり、ひびが入っていたりしないか

とくに四隅を見てください。風を受けたときに最初にめくれやすいのは、板の角です。1枚だけ端の隙間が広い場所があれば、そこが次の強風で動く候補になります。

屋根材が年数とともに白っぽく濁ってきている場合は、ひびが入っていないかもあわせて確かめます。濁りそのものより、ひびがあると風の力で割れが広がることがあるためです。

製品によっては、強い風のときに屋根材が先に外れて、骨組みや柱に力が残らないように作られているものがあります。取扱説明書にその旨が書かれていることもあるので、手元にあれば読み返しておくと、台風のあとに屋根材だけが無くなっていた場合の受け止め方が変わるかと思います。ただ、外れた屋根材は隣の家や車に向かって飛びます。すでに抜けかけている板は、風で真っ先に動くと考えておいたほうが安全です。

2か所目 骨組みと柱のつなぎ目

次に、屋根を支える横の骨組みと柱が組み合わさっている部分を見ます。ここはボルトで締められていて、多くの製品では上からカバーがかぶせてあります。

  • カバーが外れて、中のボルトが見えていないか
  • つなぎ目に隙間があったり、錆の筋が垂れていたりしないか
  • 屋根の先端が、根元より下がっていないか

3つ目は、カーポートを真横から見るとわかります。屋根の縁が一直線ではなく、先端に向かって下がっているなら、つなぎ目か柱のどこかに負担がかかっている状態です。柱が片側にしかないタイプは、先端を支えるものが無いぶん、この下がりが出やすい作りです。左右の端を同じ位置から撮って並べると、目で見るより差がはっきりします。

3か所目 柱の根元

最後に、柱が地面に入っている部分を見ます。

  • 柱とコンクリートの境目にひびが入っていないか
  • 根元に水が溜まった跡や、錆が出ていないか
  • 周りの土が削れて、基礎のコンクリートが見えていないか
  • 柱を手のひらで軽く押したとき、ぐらつきを感じないか

押すときは、揺らして確かめるのではなく、軽く触れる程度にとどめます。根元がぐらつくと、屋根を持ち上げる力に柱ごと引っ張られます。屋根材や留め具が無事でも、ここが緩んでいると本体が傾く壊れ方になることが多いです。

柱に自転車や物置を立てかけている場合は、台風の前に離しておきます。風で倒れた物が柱に当たると、根元に想定していない向きの力がかかります。

見つけたときに自分で触る範囲と、川口の外構業者に回す範囲

気になる箇所が見つかっても、自分でできることは多くありません。

自分でやってよいのは、地上に立ったまま手が届く範囲です。柱の根元の落ち葉やごみを取る、立てかけてある物を離す、外れて落ちているカバーを拾っておく、といった作業です。

避けたいのは、脚立に乗って屋根に手を伸ばし、ビスを締め直す作業です。脚立は横から風を受けると不安定になり、屋根材は人の重さを受ける前提で作られていません。屋根の上に乗るのも同じ理由でやめておきます。ひびの上からテープを貼る方法もありますが、台風の風の中でどこまで持つかは分からないので、当てにしないほうがよいです。

屋根材が抜けかけている場合は、台風が過ぎるまで車を別の場所に停める選択肢もあります。飛んだ板が車に当たるのを避けられるうえ、屋根の下から離れることで、つなぎ目や柱の状態を気にしなくて済みます。

骨組みのつなぎ目の隙間、屋根の先端の下がり、柱のぐらつきは、締め直しで済むか、組み直しになるかを、敷地で実物を見ないと判断できません。川口の外構工事でカーポートを扱うときも、柱の根元と基礎の状態は現地で確かめる項目です。こうした箇所は、写真を撮ったうえで業者に見てもらう範囲です。

台風のあとに見比べる写真を今日撮っておく

点検の手を動かすなら、見るだけで終わらせずに写真を残しておきます。撮る位置は次の通りです。

  • 屋根の四隅を、それぞれ地上から拡大して1枚ずつ
  • カーポートを真横から、左右それぞれ全体が入るように1枚ずつ
  • 柱の根元を、柱ごとに1枚ずつ

撮った場所に立ち位置の目印を決めておくと、台風が過ぎたあと、同じ角度で撮り直せます。前後の写真を並べれば、押さえ材がどれだけずれたか、屋根の先端がどれだけ下がったかを、記憶に頼らず見比べられます。

業者に状態を伝えるときも、台風の前と後の2枚があれば、いつから起きていた不具合なのかを説明しやすくなります。今日の明るいうちに、スマートフォンで四隅と横と根元を撮っておくところから始めてください。

この記事に関するよくあるご質問

台風の前にカーポートのどこを見ればよいですか
屋根材の端と押さえ材、屋根を支える骨組みと柱のつなぎ目、柱の根元の3か所です。風で屋根が持ち上げられる力は、屋根材から骨組み、柱、基礎へと順に伝わるので、その通り道を上から順に地上で確かめます。
ビスが浮いているのを見つけたら自分で締め直してよいですか
脚立に乗って屋根に手を伸ばす作業や、屋根に乗る作業は避けてください。足場が不安定なうえ、屋根材は人の重さを受ける前提で作られていません。地上から手の届く範囲の片付け以外は、写真を撮って業者に見てもらう範囲です。
点検のときに写真を撮っておくのはなぜですか
台風が過ぎたあとに同じ位置から撮り直すと、ずれや外れが起きた場所を見比べて特定できるからです。業者に状態を伝えるときも、前後の写真があると話が早く進みます。

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