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外構工事の近所への挨拶はいつ、どこまで 〜 略図に工事の場所を描いて範囲を決める 〜

外構工事の前に近所へ挨拶する時期と、どの家まで回るかを整理します。敷地の略図に、工事する場所、工事車両を停める位置、資材を運ぶ通り道を描き込みます。そのうえで影響が届く家に印を付けて範囲を決める手順です。

戸建て住宅が並ぶ住宅街と家の前の道路の様子
写真はイメージです

挨拶は着工の1週間前から数日前に済ませる

外構工事の挨拶は、工事の初日ではなく、その前に済ませておくほうが話がこじれにくいです。初日の朝に回っても、相手はもうその日の予定を動かせません。車を出す時間をずらす、洗濯物を干す日を変える、在宅の日を調整する。こうした段取りは、前もって知っていてはじめてできます。

反対に、早すぎても伝わりません。1か月前に聞いた日程は、当日には忘れられていることが多いです。着工の1週間前から数日前なら、相手が日程を覚えていて、しかも予定を組み直せるかと思います。

もうひとつの区切りはです。外構の着工日は、部材の取り寄せや天候で動くことがあります。見積もりの段階で先に回ってしまうと、日程が変わったときにもう一度説明しに行くことになります。

誰が回るかも、着工前の打ち合わせで決めておきます。施主が回る、施工する側が回る、両方で回る、どの形もあります。両方で回る場合は、伝える日程と範囲を1枚の紙にそろえておくと、話が食い違いません。

声をかける範囲は決める

挨拶の範囲として、昔からいう目安が使われてきました。向かいの3軒と左右の2軒です。住宅の工事ならこれで足りる場面も多いのですが、外構工事では、この形から漏れる家と、逆に回らなくてよい家が出ます。

外構の工事は敷地の外周で行うので、影響の出方が家の中の工事とは違います。範囲を決めるときは、次の4つを見ます。

  • 工事する場所に接している家。境界のフェンスやブロック塀の工事なら、その側の隣家には、作業員が境界のすぐそばに立ちます。隣地に脚立を置かせてもらう相談が要ることもあります
  • 工事車両を停める場所の前の家と、その両脇。停めている間は、車の出し入れがしにくくなります
  • 資材や掘った土を運ぶ通り道に面した家。一輪車や台車が何度も前を通ります
  • 音や粉じんが届く家。カーポートを立てる前に既存の土間コンクリートを壊す日は、音が出る範囲が広がります

たとえば裏庭にウッドデッキを作るなら、向かいの家より裏の家のほうが影響を受けます。駐車場まわりの工事なら、向かいの家と、車両を停める位置の近くの家が中心になります。工事の場所が変われば、回る家も変わります。

敷地の略図を描いて、影響が届く家に印を付ける

範囲を頭の中だけで決めると、漏れが出ます。紙1枚に略図を描くと、どの家を外せないかが目で見て分かります。

描く順番

  1. 自分の敷地を四角で描き、前面道路を書き込みます
  2. 周りの家を四角で並べます。向かい、両隣、裏の家までを入れます
  3. 今回工事する場所を塗りつぶします
  4. 工事車両を停める位置と、資材を置く位置、道路から工事する場所までの通り道を線で描きます
  5. 3と4に接している家、面している家に丸を付けます

4の車両の位置は、施主が自分で決められるものではありません。工事車両を停める位置と資材の搬入経路は、現地調査のときに決めます。その場で聞いて、略図に書き込んでください。

丸は2種類に分ける

丸を付けた家は、さらに2つに分けます。二重丸は、直接会って話しておく家です。境界の工事で隣り合う家や、車両がその家の前に停まる家がこれにあたります。一重丸は、日程を書いた紙を渡せば足りる家です。通り道に面しているだけの家や、音が届くかもしれない家です。

分けておくのは、二重丸の家とは、話をしてから段取りを変えることがあるからです。言われたら、車両を停める時間をずらす相談ができます。紙を渡すだけでは、こうした調整の機会が生まれません。

川口の外構工事で範囲が広がりやすい敷地

川口市とその周りには、敷地の成り立ちが違う住宅地が混ざっています。略図を描くと範囲が広がりやすいのは、次のような敷地です。

隣の家との距離が数十センチしかない敷地では、境界際の作業がそのまま隣家の窓や通路の前で行われます。両隣は二重丸になることが多いです。蕨市のように住宅が近接して建っている地区では、この形がよく出ます。

旗竿地、つまり道路から細い通路を通って奥に入る敷地では、通路の部分が隣家の横を通ります。資材を運ぶ通り道が長くなるぶん、通路に面した家が増えます。

道路の幅が狭い地区や、家が建て込んでいる地区では、工事車両を自宅の前に停められないことがあります。少し離れた場所に停めることになれば、その前の家は向こう三軒両隣の外でも丸が付きます。鳩ヶ谷の古い街道沿いのように、間口も道路の幅も一様でない場所では、まずここを確かめます。

角地は道路に2方向で面しているので、向かいの家も2方向にあります。工事する場所がどちらの道路側かで、回る家が入れ替わります。

伝える中身は紙1枚にまとめる

挨拶は口で伝えるだけより、同じ内容を紙に書いて渡すほうが、あとで見返してもらえます。書くのは次の項目です。

  • 工事の内容
  • 工事の期間と、作業する時間帯
  • 工事車両を停める位置
  • 音が大きく出る日の見込み
  • 施主の名前と、工事中に何かあったときの連絡先

留守だった家には、この紙をポストに入れておきます。二重丸の家で留守だった場合は、紙を入れたうえで、日を変えてもう一度訪ねます。

着工後に雨などで日程が延びたときは、丸を付けた家にだけ知らせ直せば足ります。略図が手元にあれば、誰に伝え直すかを迷わずに済みます。

今日やることは、自宅の略図を1枚描くことです。敷地と前面道路、周りの家を四角で並べ、工事したい場所を塗っておきます。車両の位置は現地調査で埋まるので、そこまで描いておけば、挨拶に回る家はその日のうちに決まります。

この記事に関するよくあるご質問

外構工事の近所への挨拶は、いつ回ればよいですか
着工日が決まってから、着工の1週間前から数日前に回ると、相手が日程を覚えていて予定も組み直しやすいことが多いです。工事の初日に回ると、相手はその日の予定を動かせません。見積もりの段階で回ると、日程が変わったときにもう一度説明することになります。
向こう三軒両隣に挨拶すれば足りますか
外構工事では、その範囲から漏れる家が出ることがあります。工事車両を停める場所の前の家や、資材を運ぶ通り道に面した家も影響を受けます。敷地の略図に工事の場所と車両の位置を描き、影響が届く家に印を付けて決めます。
挨拶に行ったのに留守だった家はどうすればよいですか
工事の内容、期間、作業の時間帯、車両を停める位置、施主の名前と連絡先を紙1枚に書いて、ポストに入れておきます。境界に面した隣家のように直接話しておきたい家には、日を変えてもう一度訪ねます。

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